大野病院 雑感

 いやー、いろいろな意見聞くについれて思うのは、この判決はまったく医療側にとって追い風にはならないね。患者側との見解の相違に絶望的になる。なんで、こんなに医療を取り巻く環境は良くならないんだろ。ますます住み心地悪くなってくんじゃない?とまぁ、ここまではみんな思う月並みな考えなんだけど、でもね、思ったんですよ。原告の患者側とか、マスコミとか、我らの敵と考えるとなんて、意地汚い、しつこい敵なんだという印象なんだけど。たぶん、彼らもひょっとするとよかれと思ってやっているんじゃないかって思うんだよね。いや、彼らも建前はよかれと思ってやっていることになっていることは、こっちだって知っていたけど、実は本音もよかれと思ってやっているんじゃないだろうか?
 例えば、今社会保険庁なんか、俺は腹が立ってしょうがない。もし、友人に社会保険庁の職員がいたらたぶんボロクソに言うと思うし、どんどんマスコミにがんばってもらって組織全体もいじめてやれとおもっている。気が済むというのもあるし、何よりも、たぶんそうすることで浄化し、最終的に良い状況になるに違いないと信じているからだ。でも、ほんとそうなんかな?たたけば、たたくほど、しまって良くなるに違いないという前提は危険なんじゃないか。
 そもそもこれだけ患者、公安、検察が暴れちゃったのも、きっとそうすることで医療がよくなるって思ったからかもしれない。俺が、社会保険庁たたけばたたくほど良くなるって思っているのと同じで。
 
 しかし、そういった事情を差し引いても加藤医師の4年間はあまりに長すぎると思いますよ、絶対に!