映画 悪人 ☆☆☆☆
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
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映画のうたい文句で「誰が悪人なのか」なんて書いてあったけど、本当にそう思うんだよね。殺された石橋佳乃も、殺されなかったらなんて悪人という気がするし、増尾もどうかしている。妻夫木演じる清水がほんとに一番の悪人なのか、分からないね。不器用じゃなければ、こんなことにならなかったのになぁと思いました。
その他、ちょっと感想3つ。
清水(妻夫木)ちょっと、しゃべりなさ過ぎ。何考えているか分からないよ。2時間ずっと見ていても結局何考えているか分からない不気味な人で終わっちゃうよ。
深津絵里はすごいね。盛りを過ぎた薄幸の女性を演じさせたら右に出る人はいない。あのちょっと不自然な化粧がまたすごいリアルでいい。
樹木希林みたいな人、ほんといるよね。リアルすぎて胸が痛くなる。不器用だけど一生懸命に生きている身近にいる年寄りとシンクロナイズする。「あぁこういう人たちが幸せに暮らせる世の中にしなくちゃなぁ」と思ってしまう。