映画 ノルウェイの森 ☆☆☆
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/03/13
- メディア: 文庫
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ノルウェイの森って、あんなにセックスする話でしたっけ、というのがみた一番の印象かな。まぁ、ちょっと脚色している部分があるけど。この映画は、小説読んでいないと、話ほとんどわからないんじゃないかな。っていうか俺ももうほとんど内容忘れていて、特にレイコさんとの関係とか深みとか、全然わからなかった。ワタナベがレイコさんとセックスするときは、すごく流れに違和感があったんだけど、やっぱり映画では伝わってこない描写があったんかな。
いくつか思ったこと。
いやー村上春樹はいい名言書くね。メモっていつか使ってみたいというのがいくつかあった。
「自分に同情するな。それは下劣な人間のやることだ」
「どのような真理をもってしても愛するものを亡くした哀しみを癒すことはできないのだ。どのような真理も、どのような誠実さも、どのような強さも、どのような優しさも、その哀しみを癒すことはできないのだ。我々はその哀しみを哀しみ抜いて、そこから何かを学びとることしかできないし、そしてその学びとった何かも、次にやってくる予期せぬ哀しみに対しては何の役にも立たないのだ。」
「孤独が好きな人間なんていないさ。無理に友達を作らないだけだよ。」
「株式相場とか動詞の活用とかスエズ運河のことを考えながらマスターベーションする男はまあいないだろうね。」
とかね。
あと、あの当時の雰囲気とかファッションとか今みるとおしゃれだなって思う。昔のファッションは昔で、やっぱり今では受け入れられないものっていう考えだったけど、そんなこともないなって。まぁ、そのときの雰囲気に戻ればなんでもやっぱおしゃれになっちゃうんかな。